60過ぎて、アスリート気取り~Like an Athlete after 60

60過ぎて、アスリート気取り~Like an Athlete after 60

よく動けば、老後もすこやかに暮らせるか!? そんな試みを楽しむ日々を綴ります~~The fitness journey of a Tokyo woman in her 60's

風になびく柳のように~Live Your Life Flexibly

いつも拝読しているHatenaのブロガーさんが言及していたり、友人から勧められたりして読んでみたいと思っていた和田秀樹さんの本。図書館にもたくさん所蔵されているので、さっそく3冊を予約した。

 

①『60歳からの勉強法
②『70歳が老化の分かれ道
③『80歳の壁

 

②はかなり人気があるようで、50人が予約待ち。一番最初に順番が回ってきたのが、60歳でも70歳でもなく、80歳の③。順番を待っている人がいるのですぐに読んだが、いや~なんだか気持ちがすぅーと楽になった。

 

私は著者をまったく存じ上げなかったけど、高齢者専門の精神科医として30年以上にわたって高齢者医療に携わり、臨床現場から得た著者ならではの知見を披露している。

 

80歳を超えた人を「高齢者」ではなく「齢者」と呼ぼうと提案し、80歳を過ぎたら我慢しない生き方を勧める。我慢や無理をして、健康のためにと節制、運動、心配、気遣いは無用だと。幸齢者は「食べたいものは食べる」「健康診断は受けなくていい」「タバコもやめなくていい」「運転免許を返納する必要はない」「生きがいを求めない」などのアドバイスがてんこ盛り。

 

たとえば、「タバコもやめなくていい」のは、タバコを吸い続けて80歳まで生き延びたような人は80歳からタバコを吸おうがやめようが、寿命は変わらないから。また、「生きがいを求めない」のは、生きがいとなるものをいつまでも続けられるとは限らないから。生きがいはあるとラッキーくらいに考え、それより日々を楽しく暮らす発想が大事。80年間の自分の人生経験を活かして、世間でいうもっともらしい常識などに惑わされることなく、生き方の選択肢を増やし、「柳に風」のように気楽に生きていけばいい、と。

 

最後に、幸齢者の残存機能を残すヒントを、50音順にカルタ風に載せてある……「う」は、「運動は体がきつくない程度に」だ。過度な運動は、必要以上に活性酸素を増やし、体に大きなダメージを与えるから。私は、まだ60代だけど、運動のし過ぎの戒めも含めて、20年後の自分を思い描いて、できれば身も心もしなやかに歳を重ねていきたい。

 

今日は、雨雲レーダーを見て雨を避けるために、レモン白湯だけ飲んですぐに公園へ行ったのに、結果的に一番雨の強い時間帯の散歩となった。スニーカーに雨が染み込み、ノースリーブでは寒くて、朝食前でお腹もグーグー鳴るので早々に帰宅した。平日の雨の早朝でも、シャワーランしている人を数人見かけて、走りたい気持ちが高まる。中殿筋の痛みがすっかりなくなったら、フォームに気をつけて、また、ランニングを再開したい。活性酸素を必要以上に増やさないように気をつけながら!!!

 

帰り道に見つけたアザミの花。雨粒をたたえた姿が美しい。