60過ぎて、アスリート気取り~Like an Athlete after 60

60過ぎて、アスリート気取り~Like an Athlete after 60

よく動けば、老後もすこやかに暮らせるか!? そんな試みを楽しむ日々を綴ります~~The fitness journey of a Tokyo woman in her 60's

制限があるからこその楽しみ~An Adventure Through the Maze-like Underground Passages

全国的に花散らしの嵐が吹き荒れた火曜日。東京でも激しい雨と強風に見舞われた。10時過ぎに新大阪からのぞみに乗車したお客さんを東京駅でピックアップして仕事がスタート。

 

ブリスベンからのお客さん。大きなスーツケースは東京のホテルに送っているけど、小さなキャリーバッグを引いていた。なので、雨の中を歩くのはNG。しかも、すでに3週間日本に滞在していて、神社仏閣も寿司も桜も十分堪能したという。

 

用意していたプランAを提案してみる。東京駅から丸の内地下に降りて、最終的に歌舞伎座まで、迷路のような地下通路を歩く冒険だ。二つ返事で快諾を得る!

 

地下通路は、皇居東御苑大手門前(パレスホテル)にもつながっているし、銀座シックスへも行ける!

 

地下通路だって、見どころはけっこうある。

 

隈研吾氏が内装をデザインしたJPタワー内のKITTE、約30年前に都庁の移転に伴い、建築家のラファエル・ヴィニオリ氏が手掛けた東京国際フォーラム(B1では、警備ロボットに出会える確率が高い)内にも身を置ける。もし電気製品を買いたければビッグカメラにも行けるし、昭和の面影が色濃く残る交通会館にはアンテナショップもある。ここまでくれば、銀座(ほっ、もう大丈夫)。銀座四丁目で、Nissan Crossingやソニー三越、日本最古のベーカリー、木村屋にも立ち寄れる。そして、まっすぐ南下すれば、そこは400年以上前の日本の芸能が詰まっている歌舞伎座だ。地下の木挽町広場では日本の伝統グッズが買えるし、5階に上がって、(歌舞伎の創始者、出雲阿国にあやかった)阿国桜とともにコンパクトなルーフトップガーデンを味わってから、五右衛門階段(屋根瓦のハッピー鳳凰を見つける遊びができる)を下りると、たくさんの歌舞伎役者の写真から歌舞伎ワールドを垣間見ることができる。

 

エージェントからは築地場内でのランチをサジェストされていたが、お客さんが選んだのは歌舞伎座5Fにある寿月堂の「築地シーフードサンド」。量も少なめで、海苔と新鮮な魚介やアボカドなどの4種類のサンドイッチが美味しい!

 

寿月堂は、築地の丸美屋海苔店 が経営するカフェ。屋上庭園を見ながら抹茶や抹茶スイーツも楽しめる。

 

内心、迷子にならないか冷や冷やだったけど、やってみれば、冒険みたいでとってもおもしろかった!地下通路に感謝!!

 

翌日の水曜日は、うって変わって快晴。早めに電車を降りて、浅草のホテルまで隅田川沿いを散歩。気温低めだけれど朝陽がさんさんと降り注いでいて、本当に気持ちがよかった。そして、昨日は8日ぶりのゆるラン。やっぱり動くことで心身が整う気がする。