60過ぎて、アスリート気取り~Like an Athlete after 60

60過ぎて、アスリート気取り~Like an Athlete after 60

よく動けば、老後もすこやかに暮らせるか!? そんな試みを楽しむ日々を綴ります~~The fitness journey of a Tokyo woman in her 60's

美しく走る~Running with Grace

今日も図書館で目について借りて読んだ本のことを書きたい。
それからの僕にはマラソンがあった』by松浦弥太郎(2017年筑摩書房

 

雑誌『暮らしの手帳』の編集長をしていた43歳のとき、肉体的にも精神的にも疲れ果て心療内科でもらった薬を前にした著者。しかし、どうしても薬を飲む気になれず、ふと頭をよぎった「ちょっと走ってみようか」という思いで走り始め、やがて走ることが日常のサプリメントの役割を果たすようになったという。

 

走ること自体の著者の経験談もさることながら、一番私の心に残ったのは長年走ってきてたどり着いた「美しく走りたい」という著者の思い。スピードでも距離でもなく、美しさにこだわりたいという。それは、走るフォームの美しさもあるだろうが、走りに表れるその人の生き方そのものの美しさのことなのだろう。走りの背景にあるモノ……億劫だなと思いながら続ける努力や、怪我や失敗から学ぼうとする探求心や、他の人の意見に耳を傾けようとする素直さや、目標をもって挑戦しようとする向上心……そういった諸々が織りなす生きる姿勢みたいなものが人の心を打つ美しさとなって外に表れるのかもしれない。

 

著者にとってのマラソンは、他の人にとっては別のものだろうし、若い時は仕事やら子育てやらで目の前のことをこなすだけで余裕はないものだが、この年齢になってみて、私もそいういう美しさに憧れる。美しさを追求する心を持ち続けたいと思う。何か生きる上での大きなヒントをもらった気がする。

 

今朝は、雨の予報だったので、折り畳み傘を持って早めに走りに出たが、雨どころか日差しを受けていつもより少し多めに6.94kmを6.47分/kmペースで。最近めっきり減っていた1日の歩数だが、昨日久しぶりに2万歩を超えたので、今日もその勢いで、走った後1時間の散歩。そして、夕方、外の雨音を聞きながら20分のヨガ。ありがたい時間だ。

 

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I've read the book written by the former magazine chief editor, who started to run when he faced the job-related difficulties at the age of 43.

 

Through running, he was able to release his stress and achieved the successful performance.

 

After 9-year running life, he says he would like to seek the grace of running (not speed or distance), which I think might be the graceful way of living. The beautiful top runners, I guess, have tried very hard to get there and therefore their performance moved many people.


The book gave me a tip about living for the rest of my life. So grateful.

 

I run 6.94km at a pace of 6.47min/km and then enjoyed 1-hour walking in the morning. Thus I took more than 20,000 steps until evening. It was about 12,000 steps on average recently, though. I also did 20-min yoga in the late afternoon.