60過ぎて、アスリート気取り~Like an Athlete after 60

60過ぎて、アスリート気取り~Like an Athlete after 60

よく動けば、老後もすこやかに暮らせるか!? そんな試みを楽しむ日々を綴ります~~The fitness journey of a Tokyo woman in her 60's

うれしさ半分、もったいなさ半分~Still Grateful For Their Gratuities!

円安が続いている。20年ぶりの水準だという。しばらく渡航の予定はないので、外出したついでに、手持ちのUSドルと香港ドルを日本円に両替してきた。

 

USドルは、クルーズ船の仕事など、ドル建ての仕事の報酬と、ガイド業務でいただいたチップ(ほとんどのお客様は日本円でくれたけど、時に両替がまだのお客様もいて、ドルでくれたときがあった)で、使いきれずに残っていた紙幣。

 

 

そう、ガイドのときにいただいたチップ……日本には馴染みのない習慣。典型的な日本人の私、最初の頃はうれしさと恐縮する気持ちが交錯したものだ。私の場合、ガイド業務は、UKベースのエージェントをメインにしてから、パッケージツアーではなく、FITというプライベートまたはビジネス目的の個人で旅行するお客様が対象で、人数も1~4名程度がほとんど。チップの金額は、4時間から8時間ガイドして、3000円から5000円が最も多かった。もちろん、チップなしのときもあったし、たった4時間で3万円いただいたこともあった。経験を積ませてもらいながら、チップまでいただき、ありがたいことこの上なしだった。

 

最近、アメリカでは耳慣れないチップが登場したという。先日のモーニングサテライト(テレビ東京の経済ニュース番組)で知ったのだが、レストランで食事をしたときのキッチンスタッフへのチップ(kitchen appreciation fee)だ。通常のウエイトレスやウエイターに払うチップではなく厨房の人たちへの感謝の心づけ。長引くインフレへの対応策として、メニューの価格を上げるのではなく一時的にさまざまな名目をつけて料金を加算していて、そのひとつがこの「キッチンスタッフへの感謝料」。他にも、「サプライチェーンサーチャージ(supply cain surcharge)」「福利厚生料(wellness fee)」「現金以外の調整(non-cash adjustment)」「燃油サーチャージ(fuel surcharge)」など多種多様な追加料金が加算されている場合があるらしい。

 

いま、日本人がアメリカへ行って食事する場合、円安に加えて、これらの料金がプラスされるから、支払いのときに「えっ!?」と戸惑うかもしれない。

 

用事の前に、久々に神田明神に立ち寄ってみた。ラッキーなことに、半年のけがれを祓える夏越の大祓(なごしのおおはらえ)に向けて、すでに茅の輪(ちのわ)が置かれている。私も、左、右、左まわりと八の字を書くように歩いて茅の輪をくぐらせてもらい、心身を清めて、無病息災を願った。

左から:神田明神の茅の輪くぐり/おみくじは末吉/昨日と今日の1時間ゆるラン