週明けの仕事は、相撲の朝稽古見学からスタート。コロナアウトブレイク以降、初めての相撲部屋訪問。もちろん飲食は禁止で、写真撮影はOKだけど動画はだめ。西欧人に一番の苦痛は、コロナ以降追加されたマスク着用よりも、(敬意を示すために)足を土俵に向けて投げ出さないこと。正座はできないまでも長い脚をどうにか折り畳みながら見学し、お連れしたお客様は口をそろえて「So moved (感動した)」と伝えてくれた。
そうなのだ、真摯にひたすら稽古に励む力士たちの姿にはいつだって胸を打たれる。親方、年寄、関取になった兄弟子の厳しくも熱い言葉と教えは、自分たちも耐えて乗り越えてきたからこそ発することができるのだろう。
ガイドになるまで全く興味がなかった相撲。日本文化を語るうえで神道と深く関係がある相撲の知識は必須で、いろいろ勉強したが、力の限りを、いやそれ以上を出し切る若者の姿はどんな説明よりもお客様の胸に深く届く。
相撲部屋のあと、立ち寄った相撲博物館では、元横綱、千代の富士の写真があり、みごとな筋肉美に目を奪われた。いったいどれだけの鍛練を積んだのか想像すらできないが、"Wolf"の愛称で呼ばれた昭和の大横綱に改めて深い尊敬の念がわきあがってきた。
今朝はいつもの時間に目が覚めず、たっぷり寝たので、昼過ぎに元気にゆるラン。