所用のため外出した昨日は、早めに自宅を出て街歩き。
まさに小春日和の青空のもと、千駄ヶ谷から日比谷まで5㎞ほど、
朝の新鮮な空気をいっぱい吸い込んだ。
左に新宿御苑の緑、正面に中央線と首都高、その向こうに新国立競技場を望む。
午前7時30分過ぎ、気温は低いけれどサンシャインが暖かい。
サステナブルな木造建築で知られる隈研吾氏設計の新国立競技場。
去年の秋は、まだ完成直前で、この時間にここを歩くと
大勢の建設関係の人たちが工事中の柵のなかへ出勤していた。
IOCバッハ会長がいま来日中だが、果たして来年のオリンピック、どうなるのか?
神宮外苑前のイチョウ並木。
青山通り口からイチョウの木が高い順に146本植えられていて
奥の聖徳記念絵画館と調和した風景はヨーロッパの一角のよう。
見頃は10日後くらい?まさに絵にかいたような黄金通りとなることだろう。
Honda ウエルカムプラザ青山。Honda本社ビル兼ショールームだ。
バイクやレーシングカーなどの展示はもちろん、
30数年前に開発を始めた世界初の二足歩行ロボット
「アシモ」のデモンストレーションが楽しめる。
走って(時速7km)、歌えて、手話までできる愛嬌あるロボットだ。
伝統工芸青山スクエア。
47都道府県すべての伝統工芸品が展示されていて、
気に入った商品を購入することも可能。
定期的に地方の職人さんや作家さんが招かれ
イベントが開催されるので、たとえば、ろくろを回す体験に
参加するなんてこともタイミングが合えば可能だ。
手前のユニークな外観の建物はカナダ大使館。
奥は、丹下健三氏設計の草月会館。
カーテンウォールというガラスの外壁に赤坂御所の緑が映える。
カナダ大使館4階には、曹洞宗の僧侶であり庭園デザイナーの
枡野俊明氏設計の庭園が見学できる(写真付きIDを提示する必要あり)。
正面の赤坂御所の緑と、隣接する高橋是清翁記念公園の緑をそれぞれ
借景に取り入れた枯山水とカナディアンロッキーの庭。
繊細な日本の侘び寂びと壮大なアメリカの自然の両方を堪能できる。
高橋是清翁記念公園の東隣は、いけばな草月流の拠点、草月会館。
1Fエントランスで訪問者を迎えるのは石と水だけの世界。
イサム・ノグチ氏による石庭「天国」だ。
シンプルな空間に水の音だけが響く。
水の流れは人の一生を表しているのだろうか。
訪れるたびに、心を落ち着かせてくれる場所。
草月会館を過ぎ、青山通りを右に折れて裏道を赤坂方面に抜けると、
右手にビッグハットの愛称を持つTBSの建物がそびえたつ。
さらに東へ歩を進め、外苑通りを渡ると、
日枝神社の山の形をした鳥居が見えてくる。
なんと、こちら側の参道にはエスカレータがある。
6月には江戸三大祭りのひとつ山王祭りでにぎわう神社を
右手にさらに皇居方面へ5分。
右前方にすくっと伸びる竹林が目に入る。
2ヶ月前に主が変わった首相官邸だ。
警護する制服姿の警察官もかなりの数。
ここまでくると、日比谷はもうすぐそこ。
昨日は、青山一丁目界隈から皇居方面に向かったが、
Hondaビルから原宿方面へ抜ける裏通りも大好きな場所だ。
そして、今朝の起床時間はなんと6時。
普段、目覚ましを掛けないので、
日の出が遅い最近は、起きるのも遅くなる傾向あり。
たっぷり寝た朝は、時間が遅くなったけど、元気よく5.75kmジョグ。