60過ぎて、アスリート気取り~Like an Athlete after 60

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よく動けば、老後もすこやかに暮らせるか!? そんな試みを楽しむ日々を綴ります~~The fitness journey of a Tokyo woman in her 60's

レクチンフリーの食事~I Cannot Eat This and That?

レクチンフリーという食事法を聞いたことがあるだろうか?

 

レクチンとは、毒性の強い植物性タンパク質の総称。動くことができない植物が捕食者から身を守るために身に着けた武器のようなもの。プロテニスのジョコビッチ選手が著した『ジョコビッチの生まれ変わる食事』などで広く世に知られるようになったグルテンも、レクチンのひとつだ。「粘っこいタンパク質」とも呼ばれるレクチンを含む食材を食べると、私たちの体内で、このタンパク質が糖分子などと結合して、細胞間の連絡を阻害したり炎症反応を引き起こしたりする。そして、外敵から身を守ってくれる人体最大の免疫器官である腸の壁に小さな穴をあけ、この穴から細菌や毒素などの有害物質が体内に入り込んでしまう症状(リーキーガット)を引き起こすというのだ。

 

なので、レクチンを含まない、あるいは少量しか含まない食材を摂ることで、腸の健康を保とうというのが「レクチンフリー」の食事法。

 

下記の写真の3冊は、このレクチンフリーの食事法を説くスティーブン・ガンドリー博士の著作だ。『食のパラドックス』は、2018年の夏、ヨガで中殿筋を傷めて普通に歩けなかったときに読み漁った健康本のうちの一冊だし、その後『THE PLANT PARADOX---QUICK AND EASY』も購入したけど、健康にいいと信じて疑わなかった玄米や大豆、トマトやキュウリ、チアシードもダメだなんて~と思い、そのままになっていた。

 

しかし、先日の節分の日に、炒り大豆を歳の数(62個w)食べて、なんだかお腹が張った感じがして、「大豆が腸に悪さをする!?」というキーワードを思い出した。前述の2冊を引っ張り出しパラパラめくり、同じ著者の新しい本『死ぬまで若々しく健康に生きる 老けない食事』も読んでみた。内容がむつかしいので、読んだというより目を通したという方が適切だが、今回は、レクチンフリーをゆる~く試してみたくなった。

 

もともとローヴィーガン寄りの食生活なので、レクチンフリーと重なる部分はあるものの、大好物のアーモンド(皮をむけばOKらしい )もカシューナッツもNGなのは残念。小麦はもちろん、雑穀玄米や蕎麦もNGなので、主食の役割を果たすのはサツマイモや里芋か? 豆類は加熱することでレクチンが不活性化して無毒化するとのことなので火を通せばOK。長年便秘知らずだった私の腸の働きは、毎朝食べている豆乳ヨーグルトとチアシードによる貢献が大だと思っていたが、なんとこの3週間食べてないのに、私の腸のパフォーマンスは向上している(たぶん……「明らかに」)。

 

左:時計回りでアーモンド/カシューナッツ/カボチャの種/クルミ/マカダミア/ピスタチオ/ヘーゼルナッツ
ナッツはどれも大好き(レクチンフリーを試すなら、赤はNGで、緑はOK)/右:Steven R. Gundry博士の著作3冊

 

ダークチョコレート、コーヒー、ゴマはOK/アシード、雑穀玄米はNG

健康を謳う食事法はいっぱいある。Aの方法でOKの食材でもBの方法ではNGだったりする。人によって好みや生活スタイルも違い、何かの成分に対する耐性も人それぞれ。同じ人でも、5年前の私にレクチンフリーが響かなかったように、年齢やそのときの環境や心境によっても変わってくるはず。やはり、その時々で自分で試してみるしかない。これから何年生きられるかわからないけど、自分が納得できる食べたいと思うもので食を楽しみ、健康を維持できるなら最高だ。

 

ガントリー博士提唱のフェイズ1~3のプログラムに沿ったストイックなやり方は、今の私にはとてもできないが、レクチン多めの食材をなるべく摂らないという食事をもうしばらく続けてみようと思う。ゆるめのレクチンフリーの試みで、私の心と身体、どう反応するかな?非常におもしろい実験だ。

 

そして、ガンドリー博士は「適度な運動がもたらす効果は、激しい運動では逆に減少する」とも言及している。いろいろ不具合が出て昨年末からランニングを控えているが、ちょうど仕事が忙しくなり、物理的に仕事と睡眠を優先せざるを得ない状況なので、この教えはしばらく忠実に守れそうだ(朝のルーティン1時間だけは死守したいので、最近の就寝時間は幼児並みw)。

 

菜の花とミモザ~春先の黄色はエネルギッシュ!

There are so many different eating approaches to healthy living: vegetarian incl. vegan, low-carb and high-fat like Atkins and Keto, Paleo, Mediterranean, etc.. Have you ever tried one or more of these?

 

I've been on a lectin-free diet for these 3 weeks (not strictly though) in hope that I could make my gut healthier by trying to eliminate lectins (a type of plant protein).

 

Dr. Steven R Gundry MD, the author of "The Plant Paradox: The Hidden Dangers in "Healthy" Foods That Cause Disease and Weight Gain," says lectins damage the gut wall and cause leaky gut, resulting in many illnesses.

 

You will find the Yes/No list of lectin-free foods below:

https://drgundry.com/dr-gundrys-print-friendly-yes-no-lists/

 

According to him, almond, cashew nut, brown rice, and soy beans (all of which are my favorites), unfortunately include lectins......hmmm, all right, I can still find other delicious foods low in lectins. It seems that my gut has been feeling much better and thus I'll continue for a while. What an interesting experiment using my body! I'm looking forward to seeing how it turns out.