60過ぎて、アスリート気取り~Like an Athlete after 60

60過ぎて、アスリート気取り~Like an Athlete after 60

よく動けば、老後もすこやかに暮らせるか!? そんな試みを楽しむ日々を綴ります~~The fitness journey of a Tokyo woman in her 60's

十人十色~Everyone Has One's Own Taste

無花果」と漢字で書く「不老長寿の果物」とも言われるイチジク。子供のころ、近所に住む伯父の庭にイチジクの木があり、よく登って遊んだものだが、生のイチジクは今までそれほどおいしいと思ったことがない。しかし、ドライフルーツにしたイチジクは好物のひとつ。生のものと比べて、カロリーは高くなるが、甘みと栄養が増すという。アメ横ナッツ専門店小島屋さん(ガイドを頻繁にしていたころ、上野界隈で仕事が終わるとナッツ類をよく買ったものだ)によると、イチジク1個あたりに換算したとき、特に食物繊維とミネラル(鉄、カリウム、カルシウム)がドライのほうが約1.5~2倍多くなるとのこと。

 

健康に効果効能のある栄養成分が多く含まれているドライイチジク。珈琲との相性も抜群で、仕事の気分転換や運動後の栄養補給にぴったり。

left: organic dried figs (no sugar added)/right: overripe and ripe bananas

フルーツといえば、最近冷蔵庫の野菜室で片隅に追いやられているバナナを見つけた。同居家族でバナナを食べるのは私だけ。最近走っていないので、バナナを食べる機会も減ってすっかりその存在を忘れていた。シュガースポットといわれる黒い斑点どころか、皮全体がほぼ真っ黒……冷凍して、暑くなった時のスムージーの材料にしようかと思ったが、中は以外にきれいで、しっかり食べ応えもあり甘くておいしかった。

 

よく耳にする「身体は食べるものでできている」。歳を重ねて実感することが多いが、何を食べるかという選択も、そしてもしかしたらそれ以上に、何を食べないかという選択も大事なように思う。口に入れるものは、なるべく元の形がわかるもの、つまりは加工されていないものを食べたい。

 

先日、女優のアン・ハサウェイがドラマの役作りでローヴィーガンの生活を体験したというVOGUEの記事を読んだ(アン・ハサウェイのヒット作『プラダを着た悪魔』は大好きな映画。何度見たことだろう。公開はなんともう15年以上前だ)。ヴィーガンとは、肉や魚、卵、牛乳、はちみつやゼラチンに至る動物性の食べ物を一切口にせず、ライフスタイルでも毛皮や革製品などを使わないという生き方の選択肢のひとつ。そして、ロー(raw: 生の)ヴィーガンは、さらに植物性の食材でも48度以上加熱したものは食べないという。48度以上というのは、ビタミンやミネラルなどの栄養素や酵素が壊れる温度だから。つまり、野菜や果物に含まれる栄養素や酵素を無駄なく摂取して、健康や体調を整えましょうという考え方だ。

 

私の場合、ゆるヴィーガンの食事をとっていると、腸のご機嫌がよいようだ。家族の好みで毎日肉や魚を調理するし、時々疲れた時にはちみつを取ったり、カマンベールチーズを食べたり、あるいは外食時に同伴者との楽しい時間を優先して肉や魚に舌鼓をうったりするときもあるが、日常では、ほぼローヴィーガンの食生活。食は生きていくうえで楽しみのひとつで、おいしいと感じる味覚は十人十色。ある程度歳を重ねたら、自分がおいしいと思うものを満足して食べるのが健康法のひとつではないか、なんて都合のいいことを考えている。

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昨夜の睡眠スコアは91点。90点超えはまれなのでうれしい。たっぷり寝たので、午前中に仕事も家事もはかどり、午後から速足で散歩。桜と椿のピンクがなんとも愛らしい🌸

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