温泉を目当てに、一泊で箱根に行ってきた。新宿から1時間半弱。最近は長い距離の移動が苦手になってきたので、このアクセスの良さはありがたい。ホテルのチェックイン時間に合わせてロマンスカーで湯本に到着し、翌日のチェックアウトまでの1日足らずの滞在。温泉と食事と散歩を楽しむ。
紅葉前のウィークデイで、思ったより人は少なく、早朝の露天風呂を独り占め。暗がりの中、頭の片隅にあるごちゃごちゃをいったん忘れてみる。外の寒気とお湯の温かさを感じていると、体の中からエネルギーがわいてくる。
朝食の後は、早川沿いを下ってから、上ってみる。凍えるような寒さの前日とは違って日差しが暖かい。国道1号線の函嶺洞門は、お正月の箱根駅伝のとき、小田原中継所でタスキを受け取った選手が奮闘する山登りの5区にある。2014年を最後に、土砂崩れの危険から通行止めになっているが、今でも、先頭を走るランナーとの時間差を測るチェックポイント。来年の箱根駅伝が楽しみだな~と思いながら、早川の澄んだ水を見ながら清々しい山の空気を思いっきり吸い込む。なんとも贅沢な散歩だ。