寒さに震える月曜日。二紀展を一緒に見て、久しぶりのおしゃべりを楽しもうと、友人と国立新美術館で待ち合わせた。
この美術館はサントリー美術館と森美術館と共に六本木アート・トライアングルを構成するひとつ。都内に残る数少ないメタボリズム建築のひとつ、中銀カプセルタワービルも手掛けた黒川紀章氏の設計だ。建築に興味のあるゲストを案内したことがある。
常用展はなく、公募展や企画展のみを開催するこの美術館のコンセプトは「森の中の美術館」。まさに森を象徴する緑のガラスに覆われた外観も個性的だが、巨大な逆円錐状の形をしたカフェやレストランのある中は、広さも高さも十分で、なんとも不思議な空間を醸し出している。
お目当ての作品を含め、どの作品も表現力が半端なく、五感が刺激されっぱなし。たっぷり2時間かけて回り、館内2Fのカフェに腰を下ろした時は、疲労を感じるほど。非日常から日常へモードを切り替えて、軽食でお腹を満たしながら、友人と近況を報告し合う。貴重な癒しのひとときに感謝💕