60過ぎて、アスリート気取り~Like an Athlete after 60

60過ぎて、アスリート気取り~Like an Athlete after 60

よく動けば、老後もすこやかに暮らせるか!? そんな試みを楽しむ日々を綴ります~~The fitness journey of a Tokyo woman in her 60's

自分で自分を作る~Have Fun on My Journey

折に触れて、見返す文章がある。『雨のなかの日時計』(角川文庫 by 片岡義男)という小説のなかに出てくる女性の言葉だ。

 

自分できめた方針や基準に厳格にしたがって、自分で自分を作ることをぜひともやってみたい……

 

奥付を見ると、「平成三年一月二十五日 初版発行」とあるから、最初に読んだのは、30代になったばかりの頃か。

 

マイルールの設定それ自体や、それに対する遵守度合は、私の場合、もっとゆるゆるだったが、30年以上の間、この言葉はずっと頭の片隅にあった。

 

 

細かいマイルールは、もちろん、時の流れとともに変わる。

 

たとえば……

 

6年前、ヨガのオーバーユースで梨状筋辺りを傷めて普通に歩行できなくなり、3か月後に復活してから定めたひとつが「階段があるなら、荷物が重くないかぎり、階段を使う」だ。とにかく、筋力をつけたかった。

 

駅では、プライベートなら、よほど疲れていないかぎり階段。東京駅構内の中央線プラットフォームは他の在来線フォームに比べて高い位置にある。長めのエスカレーターが設置されているが、南通路の横には階段もある。合計91段らしい。いま住んでいるマンションの1階から我が家があるフロアまでは合計130段。何年たっても、一気に上りきると「ふぅーふぅー」だが、やった後は「ふふっ」とちょっとうれしい。

 

東京駅構内の階段/ゆるランの後、たまには、梅干しのお供に温かい緑茶(水だと喉が喜んで飲み過ぎてしまう)

 

「自分で自分を作る」~まさに人生そのものだ。心ときめく対象や、やりたいことは人それぞれ。私の場合、ワクワクすることは、若い頃からさほど変わっていない。自由になる時間が増えていくだろう今後、無理なく心身を整えて、ご機嫌でいられることをしたい。