60過ぎて、アスリート気取り~Like an Athlete after 60

60過ぎて、アスリート気取り~Like an Athlete after 60

よく動けば、老後もすこやかに暮らせるか!? そんな試みを楽しむ日々を綴ります~~The fitness journey of a Tokyo woman in her 60's

ありがたい存在~With Huge Gratitude and Respect

父たちが眠るお墓は、故郷の地方都市を東西に走る国道から少し南に位置する。小川のせせらぎが心地よい、その場所で、兄の十三回忌の法要が行われた。セミの鳴き声に、曹洞宗のお坊さんのお経が重なる。

 

従兄・従姉たちにも久しぶりに再会。

 

父は7人兄弟の末っ子で、私が小さい頃は、従兄・従姉たちともよく交流があった。長兄の従兄夫婦は、いわゆる本家の立場でいろいろ苦労もあったはずだが、実にバランスの取れた生き方をしていて、今回も学ぶことがたくさんあった。

 

70歳を過ぎた元サラリーマンと元教師。従兄は趣味と実益を兼ねてお米や野菜作りに励み、先日は地元のイベントでマジックも披露したとのこと。奥さんも負けてはいない。週2回ピアノの先生に来てもらいレッスンを受け、家の中は手作りのステンドグラスなどの素敵な置物がいっぱい。

 

人生の楽しみ方を知っている。

 

帰り際に持たせてくれた手作りの新米と里芋、そしてなつかしい土地のお菓子には、ことさら温かさと優しさがつまっていた。感謝と尊敬の言葉しか見つからない。

 

 

55歳という若さで亡くなった兄のことを、いまだに思い出にすることはできないが、いつか再会するときには、笑顔で会いたいと思う。