60過ぎて、アスリート気取り~Like an Athlete after 60

60過ぎて、アスリート気取り~Like an Athlete after 60

よく動けば、老後もすこやかに暮らせるか!? そんな試みを楽しむ日々を綴ります~~The fitness journey of a Tokyo woman in her 60's

学べる喜び~'Learning Never Exhausts the Mind' by Leonardo da Vinci

はてなブログの中から「旬な話題」をピックアップする企画があるという。その「はてなブログで話題」の最近のテーマは「大人になってから大学で学ぶこと」。

 

このテーマに当てはまるような、いややっぱり当てはまらない、というちょっと微妙な体験をしたことがあるので、備忘録的に書いてみたい。

 

ちょうど今から12年前。そう、2010年5月。50歳の私は、3月に国際関係団体の仕事の契約を終え、フリーの通訳ガイドの仕事を始める前に、3月末に1週間ほどのNYC旅行、5月に3週間ほどアメリカに留学中の娘を訪ねるという計画を立てた。

 

娘は大学のキャンパス内のアパートに住んでいて、週末2回のホテル泊以外は私も娘のアパートに滞在した。ちょうど夏休み期間が始まったばかりで、休暇や帰省する学生が多いタイミングだったが、単位が取れる短期のクラスは公開されていて、娘も膨大な課題に取り組んでいた。私はというと大学内のジムに行ったり図書館で本を読んだりしていたものの、真剣に勉強している娘がうらやましくなった……ならば、と、あることを思いつく。

 

娘がクラスに出ている間、同じ時間帯で公開されている別のクラスの聴講ができないだろうか?

 

ラッキーなことに、ちょうど条件に合うクラスを見つけた。Professor Richardのマーケティングのクラス。100ドルをはたいて彼のテキストをあらかじめ買い求め(当時は円高。円安の今でなくて本当によかった~)、クラスが始まる前に廊下で待ち構えて、猛烈にアピールした。「留学中の娘を訪問中です。たまたまシラバスを見ていたら先生のマーケティングにすっごく興味が出てきて、もしも、もしも可能なら聴講させていただきたいのです。教科書もほらこの通り、準備しています」Gパン姿のかっこいい教授は、あっけなくWelcomeしてくれ、40名ほどのクラスのみんなに紹介してくれた。

 

アメリカでは、社会人になってから学びなおすために大学に戻る人が日本と比べて圧倒的に多いように思う。そのマーケティングクラスでも軍隊生活を終えた40代の男性もいたし、娘がよく一緒にスペイン語を勉強していた女性も確か私と変わらない年齢ではなかったか。

 

3週間ほどの滞在だったから、私が聴講生としてクラスに足を運んだのはわずか数回だったが、留学も海外生活の経験もない私にとっては、リスニングに四苦八苦しながらもワクワクドキドキのアドベンチャーだった。

 

しかし、学びの場は大学だけではない。仕事のスキルを高めたり、趣味を楽しむために必要な知識を得たり、興味の赴くままに新しいことを体験したり、学びの場は日常に転がっている。学びたい心があるうちは、まだまだ伸びしろはある!そう思う。

 

一昨日も昨日もほぼ同じ距離を走ったが、昨日はゆっくり走った分、後半の心拍数がほぼ平坦にコントロールできたかな。

 

公園では堂々と咲き誇るダリアに魅了された!

仕事のお供は、2010年にUSAの大学内のジムで頻繁に耳にしたこれ↓

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