60過ぎて、アスリート気取り~Like an Athlete after 60

60過ぎて、アスリート気取り~Like an Athlete after 60

よく動けば、老後もすこやかに暮らせるか!? そんな試みを楽しむ日々を綴ります~~The fitness journey of a Tokyo woman in her 60's

一石三鳥の気分~Duty, Preparation, and Fun

風が強いけれど晴れ渡った青空が気持ちよかった昨日は、お台場の東京国際クルーズターミナルで、メルボルンからの高齢ご夫婦をピックアップして仕事をスタートした。専用車付きなので、ある意味、とても楽ちん。

 

停泊中のSilver Moon/丹下健三建築のフジテレビは30年たってもやっぱりお台場のアイコニックな存在

この仕事の準備をするにあたり、市場がオープンしている金曜日なので、復習と予習を兼ねて、仕事の前に豊洲市場に寄ろうと決めていた。豊洲市場と東京国際クルーズターミナルはアクセスがいいのだ。

 

ラッキーなことに天候にも恵まれ、仕事の前に下見と散歩もできて、一石三鳥!

 

2月にオープンした千客万来、まだオープン前だったけど、場所を確認できてうれしい
豊洲市場は記憶どおり/築地場外の時はいつも長蛇の列だった「寿司大」の前ががらんとしていて、ちとびっくり

2020年9月にオープンしたこのクルーズターミナルへ行ったのは初めて。早めについたので、下船して大きなスーツケースを抱えた乗客の方々や多忙そうなターミナルスタッフ、そしてクルーズ船クルーとおぼしき人たちを観察していたら、その空気感からクルーズ船内で働いた日々が蘇ってくる。なんと、もう12年半前のことだ。以前に書いたように(↓)とてもタフな仕事だったけれど、今となっては私の人生の貴重な一ページだ。

 

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また、数日ぶりになってしまったが、今日も気持ちよくゆるラン。

タンポポの綿毛やミモザの季節になった!

 

制限があるからこその楽しみ~An Adventure Through the Maze-like Underground Passages

全国的に花散らしの嵐が吹き荒れた火曜日。東京でも激しい雨と強風に見舞われた。10時過ぎに新大阪からのぞみに乗車したお客さんを東京駅でピックアップして仕事がスタート。

 

ブリスベンからのお客さん。大きなスーツケースは東京のホテルに送っているけど、小さなキャリーバッグを引いていた。なので、雨の中を歩くのはNG。しかも、すでに3週間日本に滞在していて、神社仏閣も寿司も桜も十分堪能したという。

 

用意していたプランAを提案してみる。東京駅から丸の内地下に降りて、最終的に歌舞伎座まで、迷路のような地下通路を歩く冒険だ。二つ返事で快諾を得る!

 

地下通路は、皇居東御苑大手門前(パレスホテル)にもつながっているし、銀座シックスへも行ける!

 

地下通路だって、見どころはけっこうある。

 

隈研吾氏が内装をデザインしたJPタワー内のKITTE、約30年前に都庁の移転に伴い、建築家のラファエル・ヴィニオリ氏が手掛けた東京国際フォーラム(B1では、警備ロボットに出会える確率が高い)内にも身を置ける。もし電気製品を買いたければビッグカメラにも行けるし、昭和の面影が色濃く残る交通会館にはアンテナショップもある。ここまでくれば、銀座(ほっ、もう大丈夫)。銀座四丁目で、Nissan Crossingやソニー三越、日本最古のベーカリー、木村屋にも立ち寄れる。そして、まっすぐ南下すれば、そこは400年以上前の日本の芸能が詰まっている歌舞伎座だ。地下の木挽町広場では日本の伝統グッズが買えるし、5階に上がって、(歌舞伎の創始者、出雲阿国にあやかった)阿国桜とともにコンパクトなルーフトップガーデンを味わってから、五右衛門階段(屋根瓦のハッピー鳳凰を見つける遊びができる)を下りると、たくさんの歌舞伎役者の写真から歌舞伎ワールドを垣間見ることができる。

 

エージェントからは築地場内でのランチをサジェストされていたが、お客さんが選んだのは歌舞伎座5Fにある寿月堂の「築地シーフードサンド」。量も少なめで、海苔と新鮮な魚介やアボカドなどの4種類のサンドイッチが美味しい!

 

寿月堂は、築地の丸美屋海苔店 が経営するカフェ。屋上庭園を見ながら抹茶や抹茶スイーツも楽しめる。

 

内心、迷子にならないか冷や冷やだったけど、やってみれば、冒険みたいでとってもおもしろかった!地下通路に感謝!!

 

翌日の水曜日は、うって変わって快晴。早めに電車を降りて、浅草のホテルまで隅田川沿いを散歩。気温低めだけれど朝陽がさんさんと降り注いでいて、本当に気持ちがよかった。そして、昨日は8日ぶりのゆるラン。やっぱり動くことで心身が整う気がする。

 

 

 

一日の終わりに向けて〜Like A Flowing River

ようやく桜の満開を迎えた週末。土曜日は半日の仕事、日曜日は息子家族宅を訪問、そして、今日は娘のヘルプをしてきた。


今年になって、通訳ガイドの仕事を受ける際に決めたルールは、半日で食事なしに限定すること(↓)だった。このルールが、今の私にとてもよく機能している。

 

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一日何も予定がない日はもちろん、仕事やプライベートの用事がある日も、朝のワークアウトと夕方のヨガが継続できている。朝のワークアウトは既に習慣になっているのでやらないと気が済まないのだが、夕方のヨガは、その日の気分次第だった。

 

よく「淡々と~をする」というが、時間にゆとりを持って過ごすことで、夕方になると、淡々とマットを敷くことができる。日々続けていると、一日の終わりに向けて、ちょうどいい具合に身体がほぐれていくのがわかるので、やめようかなと思う日でも、やっぱりマットを広げる。

 

今日、ベビーカーで6カ月の孫と散歩した動きをFitbitは野外サイクリングとみなしている(笑)

 

花見で有名なスポットも、ホテル内も商業施設内もピンク色に染まるこの季節。曇りや雨の日も多いけど、新年度を美しい桜とともに始められるのは、やっぱりうれしい🌸

 

 

先週のゆるランは、近所の公園で。桜に加えて、ボケの花も鮮やかだ。

 

 

 

モーサテエディー塾~What Eddie Jones Told

テレビ東京の経済番組、モーニングサテライト提供の「モーサテエディー塾」。

 

ラグビー日本代表が2015年W杯で歴史的快挙を成し遂げた時のヘッドコーチでもあったEddie Jones氏が講師。最終回の4時限目は、自分らしく成長するための彼の考えを披露してくれた。

 

彼は、毎朝4時に起床すると、30分間、その日の予定や昨日の出来事を日記につけるそうだ。そうやって自分と対話し、自分の進みたい方向を確認する。定期的に課題(彼は3か月ごとに3つの課題)を洗い出し、何かを達成したと思わず謙虚に向上しようと思い続けること、やるべきことを飽きることなく続けることが大事だと説く。焦点を絞って、ひたむきに!

 

 

60年以上生きてきた今、頑張る対象は若い頃と変わりつつあるが、「自分らしく成長したい」という気持ちは持ち続けたい。
 

 

左から:2016年、銀座に出現した巨大なEddie氏:3/30は新宿のホテルから:
Nissan Crossing(2.8秒で100km/hへ加速する時の風を体験&NISSAN FORMULA E):不忍池の桜

 

東京でようやく桜の開花宣言が発表された翌日、お客様は、ゴールドコーストからのご夫婦。旦那様は大のラグビーファン。この番組を見ていたおかげで、エディー・ジョーンズ氏のこともすっと出てきて会話が弾んだ! ちょうど、場所は銀座四丁目の日産クロッシング。2016年に「あなたに、期待してください」というメッセージとともに、彼の巨大な垂れ幕が三越に飾られていたのを思い出す。

 

気温が上がり、走りやすくなったが、無理せず、エネルギーが残っているときだけゆるラン。今日は、走らずヨガだけ。

 

愉快になれる空間~ A Colorful Art Installation

先日、仕事帰りに偶然出会ったアート。窓の向こうから、愉快な仲間たちが「おいで、おいで」と言ってくれているように感じて、迷わずドアを開けた。狭い空間に、ぎゅっと詰まったエネルギー。村上隆氏のマルチカラーの作品を思い出す。

 

"Poul & Emily Paint The Town" produced by Root56Art and Eri Tsunoda at UltraSuperNew Gallery

帰宅して、Webサイトで調べてみると、次のような説明を見つけた。

 

シルクスクリーンプリントで手染めされた布から生まれるカラフルなインスタレーションと、UK LONDONから日本では初めてのイベントとなるレコードレーベルWONDERFULSOUND RECORDSによるサウンドインスタレーション、更に東京で活動するアパレルブランドMr.Noppoが加わり、目と耳と肌で感じる空間を演出します。

 

普段はモノクロームの世界のほうが心地よいと感じるが、時にはこんなカラフルな空間に身を置いてみるのも楽しい。

 

村上隆氏と同じく世界的に有名な日本人アーティストのひとりは、草間彌生氏。今日は、彼女のミュージアムにお客さんをお連れする予定だったが、なんと、フライト遅れでスケジュールが変わり、仕事自体がキャンセルになった。

 

外苑東通り沿いにある小さなビルの美術館。気づかず通り過ごしてしまいそう。地図が読めない私は下見が必須

 

思いがけなく時間をプレゼントしてもらったので、4日ぶりのゆるラン。最近、寒くて強風の日が多かったが、今日は風も穏やかで走りやすかった。

 

 

日曜の夜、緊張が走る~All's Well That Ends Well

日曜の夕方、相撲部屋の朝稽古見学から始まる翌日の仕事の準備をしていて、「あっ」と声が出た。

 

今は大相撲三月場所の最中。力士は全員、大阪に滞在しているはず。なのに、東京の相撲部屋で稽古があるはずない。そう思った瞬間、エージェントの日本支部に電話を入れていた……確認してもらうと、連絡ミスとのことで、相撲部屋ではなく(当初の待ち合わせ時間7:30amを変更しないためだったのか)豊洲市場につれていってほしいとメールがきた。

 

が~~ん。2018年秋に築地から移転した豊洲市場へは、コロナ前に2、3度、お客さんと行っただけ。しかも、今年の2月に「千客万来」という新しい施設がオープンしている。もう下見に行く時間はない。あせりまくって、Webサイトで情報を集める。ありがたいことに、Youtubeもあって視聴するが、不安はぬぐえない。

 

なんで、もっと早く気付かなかったのか、と悔やんでも仕方がない。夜は頭が働かないので、とっとと寝ることにする。翌日は、緊張のあまりアラームが鳴るよりもうんと早く目が覚め(ルーティンのワークアウトだけはして)、コーヒーの力を借りながら予習し、早めに自宅を出る。

 

深い眠りはわずか5分(涙)/朝のワークアウトは欠かせない/ゆりかもめの駅に近いホテルで助かった

この日は、早朝から風が強かった。豊洲市場の最寄り駅へは「ゆりかもめ」を使うことになるが、強風で運転見合わせとなることも考慮して、バスルートも確認してから、ホテルへ向かう。最低限やることはやった。「楽しもう!」と自分に言い聞かせながら。

新橋駅前で、バス停の場所と時刻表を確認する

そして、7:30にお客さんと話し始めたら……あれっ!彼らから「豊洲市場」の言葉が出てこない。ご希望は、昨日行った浅草、上野、秋葉原以外のおすすめの場所という。時間が早すぎるので、最初に向かうのは築地場外か豊洲市場はどうかと提案すると、14:30に豊洲のチームラボプラネットに行くので築地がいいとおっしゃる。あらっ!!まさに拍子抜け。エージェントが急遽付け加えた10,000円の予算で、たっぷりと築地の食べ歩きを楽しんでもらい、最後は渋谷へ。奥様の70歳の誕生日を祝って、サンフランシスコから訪日したご夫婦。お茶目な奥様と穏やかでしっかり者のご主人と、11:30に笑顔でお別れし、私は、ふぅーと大きく安堵のため息をついた。

 

今日は、昨日と打って変わって、寒いけど風は穏やか。まだ残っている疲れをほぐすためにもゆるラン。

3/17(日曜日)、走る前に相撲のことを気づいていたら、どうしただろう?

 

”バシ”って?~What's 'BASHI'?

「”バシ”って何?」~地下鉄に乗っているときに、時々お客さんから受ける質問。次の駅を知らせる車内アナウンスの「〇〇橋」=「〇〇bashi」が耳に入り、何だろうと思うようだ。

 

黄色のマーカーは「〇〇橋」~地下鉄の駅だけでも、確かに多い。

 

「ありがとう、聞いてくれて」~私は笑顔になる。

 

まず、日本語の「hashi=橋」は前に地名がつくと濁音になって「bashi」になると伝え、ひらがな、カタカナ、漢字からなる日本語の複雑な表記方法の話をする。

 

そして、約400年前の東京(=江戸)は、湿地帯だったので、インフラ整備が必至で、物資を船で運ぶための運河や川を中心に発達したため、至る所に橋があると説明する。

 

次に、話は徳川家康へとつながる。家康が始めた江戸の大改革により、道路整備や河川工事が進み、日本の政治や経済、文化の中心が江戸になったこと、首都として1000年以上の歴史がある京都と比べて、東京の首都としての歴史は、明治維新以降でわずか150年余りであることなど、日本の歴史にまで話を広げられる。外にいると話のきっかけやネタはそこら中に転がっている。街歩きはおもしろい。

 

穏やかな快晴の空が広がった昨日は、アトランタからのお客さんと一緒に、スカイツリーに上った。都内の展望台のなかでお勧めを聞かれたら、個人的には、オープンエアーの六本木ヒルズだけど、350mの展望デッキや450mの展望回廊という高さ、340mのガラス床に立つ体験(私は怖くて立てない)、足元の隅田川や荒川がクリアに見える点で、スカイツリーはすばらしい。

 

左から:西新宿のドコモタワーや都庁/足元の浅草と上には東京ドーム/隅田川と荒川/340mの高さのガラス床

 

今日は、久しぶりに何の予定もない一日。ゆっくり起きて、ルーティンのワークアウトと朝食後はのんびりとコーヒータイム。至福の時を過ごした後は、少し長めのゆるランと、いつもの夕方ヨガ。